科学

歴史的に、メイドさんの人件費は安い。

■五十歳での運転免許取得■ マリーはこの年の秋から前線にレントゲン車を送ることを軍に提案し、自ら先頭に立ってこれを指揮していた […] 彼女はそのために、五十歳近くになってから運転免許を取った (某書より引用)■ブルジョア妻のインテリア■ 十九世紀市民…

褒めはする。でも、金は出さねえ、という態度w

■ポーランドの女子たちの「移動大学」■ マリアは、ポーランドの知識人たちが組織していた、主に女子学生のための"移動大学"という秘密の教育組織で科学を学びます。というのも、ポーランドでは女子が大学入学資格を持てなかったからです。それでも、女子にも…

科学者「自分は直接関係ないから分からない」

■原子力村の由来■ 原子力産業 […] この世界では最初から推進・反対の色分けが重要で、推進者はインサイダー、反対者はアウトサイダーとして締め出されていく。 […] このような特徴は、国際的に原子力産業には共通で、おそらく軍事開発から始まり常に軍事的に…

中谷宇吉郎とラッセル /核兵器と反共主義の関係

氏は当時、アメリカに滞在していたが、その文は「ちえのない人々−−ビキニ被災をアメリカでみて」と題されていた。アメリカ政府が第五福竜丸の船員に、すぐ、たくさんの見舞金を出し、船も即刻買いとってしまえば、日米おたがいによいのではないか、ことをお…

ミサイル防衛よりも、やはり地下室・シェルター? 高田純『核爆発災害』を読む

高田純『核爆発災害 そのとき何が起こるのか』は、核爆発とその被害の実情について教えてくれます。 例えば、核兵器の衝撃波は、伏せることで、大幅にこの種の危険から逃れることができるといいます(6頁)。爆心からの距離などにもよるが、核兵器の衝撃波…

「脳科学」の限界と「科学的」であること 榊原洋一『「脳科学」の壁』(2)

著者は、認知症の人への認知能力低下防止のためのアプローチが、そのまま健常者の認知能力向上につながるかどうか、疑問を呈します。また、認知機能の低下が抑えられた原因は、音読や単純計算自体ではなく、そのプロセスでの、実験者同士、または、実験者と…

「脳科学」批判、あるいは骨相学の子孫たち 榊原洋一『「脳科学」の壁』(1)

榊原洋一『「脳科学」の壁 脳機能イメージングで何が分かったのか』講談社 (2009/1/21) 本書への書評については、すでに存在しています(たとえば、『お父さんの[そらまめ式]自閉症療育』様)。 この本の中身を要約すれば次の用に言い換えられるとおもいます…