2024-01-01から1年間の記事一覧

「急に逃げるように自分の家に帰ったんです。今までにどんなに中国の人達をひどい目に遭わせてきたかを自覚しているからですよ」 -劉文兵『証言 日中映画人交流』を読む-

劉文兵『証言 日中映画人交流』を読んだ(再読)。 証言 日中映画人交流 (集英社新書) 作者:劉文兵 発売日: 2011/04/15 メディア: 新書 内容は、紹介文の通り、 高倉健、佐藤純彌、栗原小巻、山田洋次ら邦画界トップクラスの俳優、映画監督たちの中国との交…

陸奥の日清戦争に関する外交政策は、「陸奥神話」が形成される以前は芳しいものではなかった ―大谷正『日清戦争』を読む―

大谷正『日清戦争』を読んだ(再読)。 日清戦争 (中公新書) 作者:大谷 正 発売日: 2014/06/24 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 朝鮮の支配権をめぐり開戦に至った日清戦争。平壌の戦いをはじめ各戦闘を詳述しながら、前近代戦の様相を見せたこの戦いの…

聞き手の頭が朦朧として来て、席を立つ気力もなくなってきた頃を見計らって、怒涛の音の洪水を起こす。もはや洗脳である。 -岡田暁生『CD&DVD51で語る西洋音楽史』を読む-

岡田暁生『CD&DVD51で語る西洋音楽史』を読んだ。 CD&DVD51で語る西洋音楽史 (ハンドブック・シリーズ) 作者:岡田 暁生 発売日: 2008/08/30 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 グレゴリオ聖歌からハリウッド映画音楽まで?? 作品や史実のみならず、斬新…

なぜ日本の賃金体系はこんなにも複雑なのか、日本型の雇用や査定制度はどのようにしてできたのか(*中級者以上向け) -金子良事『日本の賃金を歴史から考える』を読む-

金子良事『日本の賃金を歴史から考える』を読んだ(再読)。 日本の賃金を歴史から考える 作者:金子良事 発売日: 2013/11/01 メディア: 単行本(ソフトカバー) 内容は紹介文の通り、 なぜわたしたちの賃金体系はこんなにも複雑なのか。日本型の雇用や査定制…

フルトヴェングラーに対してヒトラーが語った、反ユダヤ主義をやめなかった「言い分」 -奥波一秀『フルトヴェングラー』を読む-

奥波一秀『フルトヴェングラー』を読んだ。 フルトヴェングラー (筑摩選書) 作者:奥波一秀 発売日: 2018/11/02 メディア: Kindle版 内容は、紹介文のとおり、 本書は、ヴァイマル期からナチ期、そして戦後における音楽家の振る舞いと内面を同時代人たちとの…

現実空間で仲間とつるむ場がないからネットに向かっている、という「若者」の現実。 -ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる』を読む-

ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる』を読んだ(再読)。 つながりっぱなしの日常を生きる: ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの 作者:ダナ・ボイド 発売日: 2014/10/09 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 本書は、若者メディア研究の…

「ちゃう」という言い方は、20世紀はじめになって、関西中央部の若者の間でつかわれるようになった。 -井上史雄『日本語ウォッチング』を読む-

井上史雄『日本語ウォッチング』を読んだ(再読)。 日本語ウォッチング (岩波新書) 作者:史雄, 井上 発売日: 1998/01/20 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 「見れる」「食べれる」のようなラ抜き,「ちがかった」「うざい」「チョー」といった新表現,…