大森洋平『考証要集』を読んだ。 考証要集 秘伝! NHK時代考証資料 (文春文庫) 作者:大森 洋平 発売日: 2013/12/04 メディア: 文庫 内容は紹介文の通り、 NHKのドラマ、ドキュメンタリー番組で時代考証を担当する大森洋平氏(NHK職員)が書きためた「考証メモ」…
柴田浩一 『デューク・エリントン』を読んだ。 デューク・エリントン 作者:柴田浩一 発売日: 2015/12/21 メディア: オンデマンド (ペーパーバック) 内容は紹介文の通り、 日本で初のエリントン、その音楽を解く鍵はここにある。ジャズと横浜を愛する男が、エ…
岩井希久子 『修復家・岩井希久子の仕事』を久々に読んだ。 モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん 修復家・岩井希久子の仕事 作者:岩井希久子 発売日: 2013/05/17 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 修復を手がける中で起こった数々のドラマや…
坂井豊貴『多数決を疑う』を読んだ。 多数決を疑う――社会的選択理論とは何か (岩波新書) 作者:坂井 豊貴 発売日: 2015/04/22 メディア: 新書 内容は紹介文のとおり、 選挙制度の欠陥と綻びが露呈する現在の日本。多数決は本当に国民の意思を適切に反映してい…
金井美恵子『夜になっても遊びつづけろ』を読んだ。 夜になっても遊びつづけろ (1977年) (講談社文庫) 作者:金井 美恵子 メディア: 文庫 内容は、 『夜になっても遊びつづけろ』に収められた、若き日の、ある独特の観念の硬さがそのまま、引き締まった持続と…
笹沼俊暁『「国文学」の戦後空間』を読んだ。*1 「国文学」の思想―その繁栄と終焉 (学術叢書) 作者:笹沼 俊暁 メディア: 単行本 内容は、紹介文の通り、 「国文学」という学問は、第二次世界大戦の前から後へ、いかにして継続し、変貌を遂げたのか。大東亜共…
毛利嘉孝『バンクシー アート・テロリスト』を読んだ。 バンクシー~アート・テロリスト~ (光文社新書) 作者:毛利 嘉孝 発売日: 2019/12/27 メディア: Kindle版 内容は紹介文の通り、 正体不明の匿名アーティスト、全体像に迫る入門書の決定版 というもの。…
大津雄一『「平家物語」の再誕』を読んだ。 『平家物語』の再誕 創られた国民叙事詩 (NHKブックス) 作者:大津 雄一 発売日: 2013/07/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) 内容は紹介文の通り 「奉公の誠」を語る日本精神の粋、もののふの文学、歴史の進歩と…
依田徹『盆栽の誕生』を読んだ。 盆栽の誕生 作者:依田徹 発売日: 2014/04/28 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 世界の“BONSAI”その歴史を探る。盆栽はいつから日本の伝統文化になったのか。歴史をひもとき、織田信長や徳川将軍家、明治天皇や大隈重信…
西岡文彦『ピカソは本当に偉いのか?』を読んだ。*1 ピカソは本当に偉いのか? (新潮新書) 作者:西岡 文彦 発売日: 2012/10/17 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 「なぜ『あんな絵』に高い値段がつくのか?」「これって本当に『美しい』のか?」。ピカソ…
佐藤俊樹『桜が創った「日本」』を久々に読んだ。 桜が創った「日本」―ソメイヨシノ 起源への旅 (岩波新書) 作者:佐藤 俊樹 発売日: 2005/02/18 メディア: 新書 内容は紹介文通り、 一面を同じ色で彩っては、一斉に散っていくソメイヨシノ。近代の幕開けとと…
高橋裕史 『イエズス会の世界戦略』を読んだ。 イエズス会の世界戦略 (講談社選書メチエ) 作者:高橋 裕史 発売日: 2006/10/11 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 イエズス会はなぜ非ヨーロッパ世界の布教に成功したのか? 彼らが日本やインドなどで採用…
岡本茂樹『反省させると犯罪者になります』を読んだ。 反省させると犯罪者になります (新潮新書) 作者:岡本 茂樹 発売日: 2013/05/17 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 犯罪者に反省させるな―。「そんなバカな」と思うだろう。しかし、犯罪者に即時に…
石橋崇雄『大清帝国』を読んだ。 大清帝国 (講談社選書メチエ) 作者:石橋崇雄 発売日: 2015/06/26 メディア: Kindle版 内容は紹介文の通り、 満洲族の一小国が、飽くなき革新力により、巨大な中華世界を飲み込む。その力は中華世界を越え、中央アジアへ進出…
濱口桂一郎『働く女子の運命』を読んだ。(再読) 働く女子の運命 (文春新書) 作者:濱口桂一郎 発売日: 2016/01/15 メディア: Kindle版 内容は、紹介文の通り、 失われた20年以降、総合職というコースが用意された代わりに、“転勤も労働時間も無制限"に働け…
井上優『相席で黙っていられるか』を読んだ。 相席で黙っていられるか――日中言語行動比較論 (そうだったんだ!日本語) 作者:井上 優 発売日: 2013/07/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) 内容は、紹介文の通り、 「娘と息子、どっちがかわいい?」日本人が首…
デボラ・タネン『「愛があるから…」だけでは伝わらない』を読んだ。 「愛があるから…」だけでは伝わらない―わかりあえるための話し方10章 作者:Deborah Tannen,田丸 美寿々,デボラ タネン メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 男と女の心のすれちがいはお…
斎藤美奈子『文庫解説ワンダーランド』を読んだ。 文庫解説ワンダーランド (岩波新書) 作者:斎藤 美奈子 発売日: 2017/01/21 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 名作とベストセラーの宝庫である文庫本。その巻末の「解説」は、読者を興奮と混乱と発見にい…
中野香織『着るものがない』を読んだ。 着るものがない! 作者:中野 香織 発売日: 2006/10/24 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 ファッションを切り口に、大人の男女の心の機微を描くヒューマン・エッセイ集。 である。 某密林のレビューに、「感覚論に…
安村敏信『線で読み解く日本の名画』を読んだ。 線で読み解く日本の名画 作者:安村敏信 発売日: 2015/06/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) 内容は紹介文の通り、 モノをカタチづくる輪郭線と、画家たちはいかに格闘してきたのか?日本絵画の要諦は線にあ…
山上浩嗣『パスカル『パンセ』を楽しむ 名句案内40章』を読んだ。 パスカル『パンセ』を楽しむ 名句案内40章 (講談社学術文庫) 作者:山上 浩嗣 発売日: 2016/11/11 メディア: 文庫 内容は紹介文の通り、 一見、近づきやすそうなこの作品は、しかし実際に手に…
阿部公彦『幼さという戦略』を読んだ。 幼さという戦略 「かわいい」と成熟の物語作法 (朝日選書) 作者:阿部公彦 発売日: 2015/10/09 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 老人も子どもも持っている「幼さ」の底力!権力の語りに抗う「弱さの声」の可能性…
岡田暁生『オペラの運命』を読んだ。 オペラの運命―十九世紀を魅了した「一夜の夢」 (中公新書) 作者:岡田 暁生 発売日: 2001/04/01 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 オペラはどのように勃興し、隆盛をきわめ、そして衰退したのか。それを解く鍵は、貴…
筒井淳也『結婚と家族のこれから』を読んだ。 結婚と家族のこれから 共働き社会の限界 (光文社新書) 作者:筒井 淳也 発売日: 2016/06/16 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 共働き社会では、結婚しない(できない)人の増加、子どもを作る人の減少といった…
岡田暁生&フィリップ・ストレンジ『すごいジャズには理由(ワケ)がある』を読んだ。 すごいジャズには理由(ワケ)がある──音楽学者とジャズ・ピアニストの対話 作者:岡田暁生,フィリップ・ストレンジ 発売日: 2014/05/26 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り…
古関彰一 『平和憲法の深層』を読んだ。(再読) 平和憲法の深層 (ちくま新書) 作者:古関 彰一 発売日: 2015/04/06 メディア: 単行本 内容は紹介文の通り、 改憲・護憲の谷間で、憲法第九条の基本的な文献である議事録は、驚くべきことにこの七〇年間ほとん…
磯前順一『ザ・タイガース 世界は僕らを待っていた』を読んだ*1。 ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた (集英社新書) 作者:磯前 順一 発売日: 2013/11/15 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 ザ・タイガースは1960年代後半の音楽ブーム「グループ・サ…
戸部良一『日本陸軍と中国』を読んだ。 日本陸軍と中国 (講談社選書メチエ) 作者:戸部 良一 発売日: 1999/12/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) 内容は紹介文の通り 陸軍「支那通」──中国スペシャリストとして、戦前の対中外交をリードした男たち。革命に…
井上章一『伊勢神宮』を読んだ。 伊勢神宮 魅惑の日本建築 作者:井上 章一 発売日: 2009/05/15 メディア: 単行本 内容は、紹介文の通り、 神宮はいかにして日本美の象徴となったのか 明治初年、「茅葺きの納屋」とされた伊勢は、20世紀に入り「日本のパルテ…
サエキけんぞう『ロックとメディア社会』を読んだ(本当は再読)。 ロックとメディア社会 作者:サエキけんぞう 発売日: 2011/10/15 メディア: 単行本 内容は、紹介文の通り、 エルヴィス・プレスリーの衝撃的なメジャーデビューから半世紀、ロックはテレビ、…